月間500km走り、フルマラソンはサブ2.5(2時間30分切り)の私が、本気で選びました。2026年10月21日時点の結論です。トレイルランニングシューズは、道の荒さで選ぶと失敗しません。初心者の1足目なら1位のナイキ ACG ペガサス トレイル(27cmで約286g・ドロップ8mm・17,930円)、岩や根の山道なら2位のスピードゴート 7(275g・突起5mm・23,100円)。重さ・ドロップ・値段の3つで5足を比べ、2万円以下で買える2足も入れました。
シューズオタクの本命
初めてのトレイルシューズは、ACG ペガサス トレイルを選ぶ。決め手はドロップ8mmと286gです。ロードの靴と同じ感覚で走り出せる数字で、山の入り口までの舗装路も、そのまま走って向かえます。
3足の新作のなかでいちばん安いのに、底のゴムはナイキ自前の ATC で、土の道には足ります。岩場が続く道では力不足になるので、その場合は兄弟のゼガマに替えます。
この記事の要点
- 初めての1足はACG ペガサス トレイル。27cmで約286g、17,930円で、ロードのペガサス 42 と1g差
- 岩と根の道ならスピードゴート 7 かゼガマ。突起5mmの Vibram か、前足部のロックプレートで足裏を守る
- ACG は2026年の新作3足。スピードゴート 7 と Cloudvista 3 は新作ではなく現行の定番
トレイルシューズは、ロードの靴より「軽さ」で選ぶと外す
ロードの靴は軽いほど速い。その感覚で山の靴を選ぶと、岩の上で足裏が痛くなります。トレイルシューズが売っているのは、軽さではなく、底の突起と足裏の守りです。
月に500km走っていても、山の靴を選ぶときにまず見るのは、重さとドロップ(かかとと前の高さの差)です。この2つはロードの靴と同じ物差しで比べられ、そこから突起と守りを足していくと、迷いが減ります。
2026年の日本公式で比べたのは5足です。ナイキの ACG が3足、HOKA のスピードゴート 7、On の Cloudvista 3。ACG の3足は2026年に出た新作で、あとの2足は新作ではなく、いま日本公式に載っている現行の定番です。
トレイルランニングシューズ おすすめ5足の選び方:選んだ条件
売れている順ではありません。次の3つで並べました。
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| ①日本公式で、重さ・ドロップ・値段が読める | 買う前に、手持ちの靴と数字で比べられる |
| ②走る道に合った底(突起・守り)がある | 土、岩、長い距離で、足裏の疲れが変わる |
| ③ロードの靴から、そのまま履き替えられる | 初めての人ほど、ドロップの差が効く |
順位は、この3つを満たす人の多さです。道の荒い山ほど、上位の靴では足りなくなります。
トレイルランニングシューズ 5足の重さ・ドロップ・値段の比較表
表は横に動かせます →
| 靴 | 重さ | ドロップ | 公式の値段 | 向く道 |
|---|---|---|---|---|
| ACG ペガサス トレイル | 約286g | 8mm | 17,930円 | 舗装路〜土の道 |
| スピードゴート 7 | 275g | 5mm | 23,100円 | 岩・根・ぬかるみ |
| ACG ゼガマ トレイル | 約315g | 4mm | 27,060円 | 高難度の岩場 |
| On Cloudvista 3 | 298g | 5mm | 22,000円 | 40kmまでの山 |
| ACG ウルトラフライ トレイル | 約276g | 8.5mm | 36,080円 | タイムをねらうレース |
ドロップは、ロードの靴に慣れた人ほど効きます。ロードのペガサス 42 が10mmなので、8mmのペガサス トレイルとは差が2mm。ゼガマの4mmは6mm下がります。
1位 ナイキ ACG ペガサス トレイル:初心者の1足目の本命
なぜこの順位か:初めての人に、いちばん当てはまる数字だからです。27cmで約286g、ドロップ8mm。ロードのペガサス 42 とは1g違うだけで、ドロップは2mm小さい程度に収まっています。
日本公式の地形の表示は「中難度のコース向け」。林道や土の道、舗装路をつなぐ走りに合います。
値段も、5足でいちばん低い17,930円です。2位のスピードゴート 7 とは5,170円の差になります(23,100 − 17,930)。2026年4月発売の新作で、靴型はトレイル専用に変わり、つま先まわりが広がりました。
気をつける所:岩場が続く道には向きません。突起の深さの数字は、公式に載っていません。道が荒れてきたら、ゼガマかスピードゴート 7 に替える段階です。
ナイキ ACG ペガサス トレイル
楽天の最安は 17,800円(10/20 時点)。店によって 83,500円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめスーパースポーツゼビオで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る舗装路が多いなら、HOKA のチャレンジャー 8 も選べます。287gで、ドロップ8mm、突起は4mm、公式の値段は19,800円。ペガサス トレイルとの差は1,870円です(19,800 − 17,930)。
ロードでクリフトンを履いている人は、クッションの感覚がそろいます。
HOKA チャレンジャー
楽天の最安は 17,820円(10/20 時点)。店によって 42,230円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめ楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る1足ずつの数字は、ACG ペガサス トレイルのレビューに書きました。
2位 HOKA スピードゴート 7:山道の本格派
なぜこの順位か:山の道で、すべらない安心がほしい人の本命だからです。突起は5mm、底のゴムは Vibram Megagrip。それでいて275gで、5足のなかでいちばん軽い部類に入ります。
ペガサス トレイルより11g軽く(286 − 275)、値段は5,170円高い。この差で、岩と木の根とぬかるみに強い突起が付きます。7から、すそに付ける砂よけ(ゲイター)を留められるようになりました。砂利が入って足が止まる場面への手当てです。
気をつける所:ドロップは5mm。ロードで8mmの靴を履いている人は、かかとが3mm低くなります。舗装路を長く走る大会では、突起の深さが余ります。
なお、スピードゴート 7 は日本公式の現行モデルですが、2026年の新作としては発売日を確かめられていません。
HOKA スピードゴート
楽天の最安は 19,360円(10/20 時点)。店によって 27,500円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめ楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るHOKA の靴の違いはHOKA のランニングシューズの記事で、数字を並べています。
3位 ナイキ ACG ゼガマ トレイル:岩場が続く長い1日に
なぜこの順位か:足裏の守りが、5足でいちばん厚い靴だからです。前足部にロックプレートが入り、底のゴムは Vibram Megagrip。日本公式の地形の表示は「高難度のコース向け」です。
上の層に ZoomX、下の層に安定用の Cushlon 3.0 を重ねています。
ペガサス トレイルより27cmで29g重く、値段は9,130円高い(315 − 286、27,060 − 17,930)。重さは、板とゴムと足首の布の重さです。
ナイキの発表は、行き先にウルトラマラソンと山での長い1日を挙げています。
気をつける所:ドロップは4mmです。いまの靴が10mmなら、6mm下がります。いまの靴との差が大きいので、短い距離から試すのが外しにくい順番です。
兄弟3足の違いは、ACG ゼガマ トレイルのレビューで書いています。
4位 On Cloudvista 3:40kmまでの山を1足で
なぜこの順位か:On が「最大40kmのコースに最適」とうたう靴で、大会に当てはめやすいからです。298gでドロップ5mm、公式の値段は22,000円。底のゴムは、突起の形と向きを調整した Missiongrip です。
スピードゴート 7 より23g重く(298 − 275)、1,100円安い(23,100 − 22,000)。ウォータープルーフの版も売られていて、雨の山を走る人は選べます。
気をつける所:40kmを超える大会では、On の Cloudultra 3 の役割です。295gでドロップ6mm、26,400円。重さの差は3gなので、距離で選び分けます。
On クラウドビスタ(商品名で世代を確かめる)
楽天の最安は 22,000円(10/20 時点)。店によって 61,470円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめ楽天市場で見るOn の靴の全体像はOn のランニングシューズの記事にあります。
5位 ナイキ ACG ウルトラフライ トレイル:タイムをねらう人の靴
なぜこの順位か:トレイルのレースで時間や順位をねらう人には、最も速さに振った靴だからです。27cmで約276gと ACG の3足でいちばん軽く、ZoomX の底に端から端までカーボンの板が入ります。ゼガマより39g軽いのが売りです(315 − 276)。
板は初代より硬さを落とし、背に切れ目を入れて、根や岩の上でしなるようにしました。ロードの厚底のように前へ転がす作りではなく、荒れた道に合わせた板です。
気をつける所:公式の値段は36,080円で、ペガサス トレイルの約2倍です(36,080 ÷ 17,930 = 約2.0)。初めての1足には、役割が合いません。
ナイキ ACG ウルトラフライ トレイル
楽天の最安は 36,080円(10/20 時点)。店によって 101,800円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
おすすめスーパースポーツゼビオで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る道で選ぶ早見表
| 走る道 | 選ぶ靴 |
|---|---|
| 舗装路と土の道が半々 | ACG ペガサス トレイル |
| 岩、根、ぬかるみの山道 | スピードゴート 7 |
| 岩場が続く、半日以上の山 | ACG ゼガマ トレイル |
| 40kmまでの大会 | On Cloudvista 3 |
| トレイルのレースでタイムをねらう | ACG ウルトラフライ トレイル |
大会ごとの必携品は、トレイルランの必携品の記事にまとめています。靴をロードで選ぶ場合は、ランニングシューズおすすめ10足へ。2026年のナイキの新作はナイキの新作の記事です。
どんな人に合う?
- 合う人:ロードの靴に慣れていて、土の道や山を走り始める人。まずペガサス トレイル、道が荒れてきたらスピードゴート 7 かゼガマです。
ロードのシューズだけで、舗装された公園の土の道を走る程度なら、いまの靴でも間に合います。突起が必要になるのは、雨のあとの山道や、岩と根のある道からです。
よくある質問
トレイルランニングシューズの初心者向けは、どれ?
ACG ペガサス トレイルです。ドロップ8mmと約286gで、ロードの靴と同じ感覚で走り出せます。公式の値段は17,930円で、この記事の5足でいちばん低い数字です。
トレラン用の靴は、ロードの靴と何が違う?
底の突起と、足裏を守る作りです。スピードゴート 7 は突起5mmの Vibram Megagrip、ゼガマは前足部にロックプレートが入ります。ロード用の靴の底は、土や岩を考えた形ではありません。
トレイルランニングシューズは2万円以下で買える?
買えます。この記事の5足では、ACG ペガサス トレイルの17,930円と、HOKA チャレンジャー 8 の19,800円の2足です。初心者の1足目は、この2足のどちらかで足ります。
2026年のトレイルシューズの新作は?
ナイキの ACG ペガサス トレイル(2026年4月)、ウルトラフライ トレイル(2026年春)、ゼガマ トレイル(2026年夏)の3足です。
HOKA のスピードゴート 7 と On の Cloudvista 3 は、日本公式に載っている現行モデルですが、2026年の新作としては扱っていません。