ゲルスロークッシュは、毎日のジョギングや、つかれを抜く日のゆっくりランで、やわらかく走りたい人の靴です。底の最大の厚さは約48mm。アシックスのクッションの靴でいちばん厚い数字を、2026年10月8日に26,400円で出してきました。足幅はスタンダードだけです。
シューズオタクの本命
ゲルスロークッシュは、「ゆっくり長く走る日」の靴として買う。理由は底の厚さと、すり減りにくいゴムの組み合わせです。底は約48mmと厚く、かかとには新しい PureGEL PLUS が入る。
靴底のゴムは、つま先とかかとが従来の約3倍すり減りにくい素材。月に500km走ると練習靴は2か月もたないので、私は厚さと同じくらい、ゴムの持ちを先に見ます。
この記事の要点
- 底の最大の厚さは約48mm。ゲルニンバス 28(約43.5mm)より4.5mm厚い
- かかとの PureGEL PLUS は従来の PureGEL より約20%軽く、着地の横ぶれを抑える
- 足幅はスタンダードだけ。サイズは22.5〜29.0cmと30.0cm、色は2色
ゲルスロークッシュは、いつ発売? 何が新しい?
発売日は2026年10月8日です。アシックスのオンラインストアと直営店で買えます(ファクトリーアウトレットを除く)。値段は26,400円(税込・メーカー希望小売価格)。
新しいのは、底の2つの部品です。やわらかい新しいフォーム「FF LUXE PLUS」と、かかとの新しい衝撃やわらげ「PureGEL PLUS」。公式の商品ページは、これを「雲のような着地感」と呼んでいます。
アシックスのクッションの靴には、すでにゲルニンバス 28とNIMBUS MIRAI 2があります。この2足とどう違うかが、買う前の疑問だと思うので、下で数字を並べます。
ゲルスロークッシュの公式の数字
| 項目 | ゲルスロークッシュ |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月8日 |
| 公式の値段 | 26,400円 |
| 底の最大の厚さ | 約48mm |
| 底のフォーム | FF LUXE PLUS |
| かかと | PureGEL PLUS |
| 靴底のゴム | HYBRID ASICSGRIP(ASICSGRIP+AHARPLUS) |
| 足幅 | スタンダードだけ |
| サイズ | 22.5〜29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm |
| 色 | 2色 |
サイズは15通りです((29.0 − 22.5) ÷ 0.5 + 1 = 14、これに30.0cmを足す)。男女共用の1品番で、色はソフトオート×シンプリートープとオレンジグロー×チェリートマトです。
なぜ「雲のようにやわらかい」と言えるのか:仕組み
公式の商品ページは、かかとの PureGEL PLUS の作りを説明しています。六角形をならべて、その間にすき間を残す形です。
荷重がかかると、すき間がつぶれて埋まり、フォームが安定する。公式の言葉では、着地のときに「接地感の強まり」を抑える仕組みです。最初はやわらかく沈み、沈みきる前に落ち着く、という動きです。
この部品は、従来の PureGEL より約20%軽い、と公式は書いています。厚い靴で気になるのは重さなので、足の下の部品を軽くしたことは、買う人にはっきり効く所です。
上の層の FF LUXE PLUS は、FF LUXE より反発が高い、と公式の説明にあります。やわらかさだけでなく、蹴り出しまでなめらかに運ぶ、というねらいです。
ニンバス 28・NIMBUS MIRAI 2・ノヴァブラスト 6 と何が違う?
表は横に動かせます →
| ゲルスロークッシュ | ゲルニンバス 28 | NIMBUS MIRAI 2 | ノヴァブラスト 6 | |
|---|---|---|---|---|
| 底の最大の厚さ | 約48mm | 約43.5mm | 約41mm | 約41.5mm |
| 公式の値段 | 26,400円 | 22,000円 | 24,200円 | 17,600円 |
| 足幅 | スタンダード | スタンダード・ワイド系 | スタンダード | スタンダード・ワイド |
| 発売日 | 2026年10月8日 | 2026年1月 | 2026年10月15日 | 2026年7月10日 |
ニンバス 28 との違い:4.5mm厚く(48 − 43.5)、4,400円高い(26,400 − 22,000)。厚さは約10%増えて(4.5 ÷ 43.5)、値段は20%上がります(4,400 ÷ 22,000)。
厚さより値段の上がり方が大きいので、「やわらかさのいちばん上」にお金を出す靴です。
NIMBUS MIRAI 2 との違い:7mm厚く(48 − 41)、2,200円高い(26,400 − 24,200)。MIRAI 2 は、サトウキビ由来の素材と軽さを前に出す靴でした。
ゲルスロークッシュは、厚さとやわらかさのほうに寄せた靴です。
ノヴァブラスト 6 との違い:6.5mm厚く(48 − 41.5)、8,800円高い(26,400 − 17,600)。ノヴァブラスト 6 は「弾む」靴、ゲルスロークッシュは「包む」靴、と私は分けます。
- とにかく厚く、やわらかく走りたい → ゲルスロークッシュ
- 足幅のワイドがほしい → ゲルニンバス 28 かノヴァブラスト 6
- 値段を抑えて毎日の1足にしたい → ノヴァブラスト 6
ほめる所
厚さで、アシックスのクッションの靴の頂点に立った。約48mmは、ここで比べた3足のどれより厚い数字です。厚い靴は着地の衝撃をやわらげる面積が広いので、足にかかる刺激を減らしたい人の選択肢になります。
厚いのに、重さの手当てがある。かかとの部品を約20%軽くしました。厚い靴ほど足先の重さが気になるので、ここを削ってきた設計は、走る人の側に立っています。
靴底のゴムが、減りやすい所に強い。HYBRID ASICSGRIP は2種類のゴムの組み合わせで、AHARPLUS は従来のゴムの約3倍すり減りにくい、とアシックスが書いています。毎日はく靴では、ここが財布にいちばん効きます。
甲のつくりがやさしい。ベロにパッドがあり、靴ひもの圧を足の甲に伝えにくい。通気のよいエンジニアードメッシュで、中敷きは取り替えられます(公式の商品ページ)。別売の中敷きは 1173A029 が合います。
気をつける所
足幅はスタンダードだけ。ワイドの設定はありません。ふだんアシックスのワイドをはく人は、ゲルニンバス 28 かノヴァブラスト 6 のほうが合います。
値段は、比べた4足でいちばん高い。26,400円は、ノヴァブラスト 6 の1.5倍です(26,400 ÷ 17,600 = 1.5)。やわらかさにそこまで払うかどうかが、分かれ目です。
販路が限られる。買えるのはアシックスのオンラインストアと直営店です。全国のスポーツ用品店には、発売の時点で並んでいません。
速さを求める靴ではない。公式が書く場面は、日常のランニングとアクティブレストです。大会の日の靴を探す人は、板入りの靴の記事を先に見てください。
向く人・向かない人
- 向く人:毎日のジョグを、やわらかく走りたい人。脚をいたわる日の、ゆっくり長いランに1足ほしい人。厚い靴の安定感がほしい人。
- 向かない人:足幅が広めの人(ワイドがない)。薄めで軽い靴で走りたい人。値段を抑えたい人。
- 買わなくていい人:ゲルニンバス 28 に不満がない人。やわらかさの差が、約4.5mmの厚さにどれだけ出るかは、人によります。
値段と買い方
| モデル | 公式の値段 | 楽天の値段の幅 |
|---|---|---|
| ゲルスロークッシュ | 26,400円 | 26,400円 |
| ゲルニンバス 28 | 22,000円 | 15,015〜25,300円 |
公式の売り場は、アシックスのオンラインストアと直営店です。楽天に出る数が少ないうちは、公式の値段が基準になります。
1mmあたりの値段を出すと、ゲルスロークッシュは約550円(26,400 ÷ 48)、ゲルニンバス 28 は約506円(22,000 ÷ 43.5)です。厚さあたりでは、約9%の上乗せ(550 ÷ 506)に収まります。
よくある質問
ゲルスロークッシュはいつ発売?
2026年10月8日です。アシックスのオンラインストアと直営店(ファクトリーアウトレットを除く)で発売されました。値段は26,400円(税込)です。
ゲルスロークッシュとゲルニンバス 28 の違いは?
底の厚さが約48mmと約43.5mm、値段が26,400円と22,000円です。ゲルスロークッシュは、新しいフォームとかかとの PureGEL PLUS を使った「いちばんやわらかい側」の靴。
ニンバス 28 は、ワイドの設定がある定番です。足幅がスタンダードで、やわらかさを優先する人はゲルスロークッシュ、と私は分けます。
ゲルスロークッシュのサイズ感は?
手がかりは、22.5〜29.0cmの0.5cm刻みと30.0cm、足幅がスタンダードだけ、という公式の数字です。ワイドの設定がないので、足幅が広めの人はゲルニンバス 28 のレビューかノヴァブラスト 6 のレビューを先に見てください。
アシックスの新作全体は、アシックスの2026年新作の記事にまとめています。