ガーミン Varia RearVue 820 は、自転車の後ろから来る車を、レーダーで知らせるテールライトです。2026年10月16日発売、46,800円。後ろの車を最大175mから見つけ、車の大きさと、横へ寄ってくる動きまで知らせます。
シューズオタクの本命
RearVue 820 は、後ろの車を「いる・いない」から「どんな車が、どう来るか」まで知らせる世代。57GHz のレーダーで、検知は RTL515 の140mから175mへ伸びた。
車を小・中・大の3つに分け、横へ寄ってくる動きも拾う。後ろを振り返る回数を減らして前を見ていたい人に、私はこの1台をすすめる。
この記事の要点
- 後ろの車の検知は最大175m。前の RTL515 の140mより35m(25%)遠い
- 電池はデイフラッシュで約24時間。RTL515 の16時間より8時間長く、レーダーだけなら約30時間
- 重さは約90gで、RTL515 の71gより19g重い。充電は USB Type-C
振り返らずに、後ろの車を知る道具
バイクの練習で道路を走ると、いちばん気になるのは後ろです。振り返るたびに、前から目が離れます。
Varia はその「後ろ」を、レーダーで見張るテールライトです。後ろから車が来ると、サイクルコンピューターの画面やスマートフォン、対応する時計に知らせます。RearVue 820 は、その新しい世代です。
トライアスロンのバイクの道具全体は、トライアスロンのバイクの道具の記事にまとめました。ここでは RearVue 820 だけを読みます。
Varia RearVue 820 はいつ発売? 値段と公式の数字
| 項目 | Varia RearVue 820 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年10月16日(予約は10月9日から) |
| 公式の値段 | 46,800円 |
| 重さ | 約90g |
| 大きさ | 98.9 × 25.9 × 43.2mm |
| 車の検知 | 最大175m(57GHz・幅60°) |
| 電池 | レーダーだけ 約30時間/デイフラッシュ 約24時間/プロトン 約15時間/点灯・ナイトフラッシュ 約10時間 |
| 防水 | IPX7 |
| 充電 | USB Type-C(キャップつき) |
つながるのは ANT+ と Bluetooth。対応するのは Edge X40・X50 シリーズのサイクルコンピューターと、無料の Varia アプリです。
時計は一部のガーミンの機種が振動で知らせ、音声で車の接近を伝える機種もあります。
RTL515 と何が違う? 前の型から変わった所
| 項目 | RTL515 | RearVue 820 | 差 |
|---|---|---|---|
| 車の検知 | 最大140m | 最大175m | +35m |
| 電池(デイ) | 16時間 | 約24時間 | +8時間 |
| 電池(点灯) | 6時間 | 約10時間 | +4時間 |
| 重さ | 71g | 約90g | +19g |
| 見える距離 | 1.6km | 2km | +0.4km |
検知:140mから175mへ、25%遠くなりました(35 ÷ 140)。自転車が時速30km、後ろの車が時速60kmなら、近づく速さは秒速約8.3mです。
175mなら約21秒前、140mなら約17秒前に知らせが届く計算で、約4秒の余裕が増えます。
知らせる中身:新しく、車を小・中・大の3つに分けてアイコンで出し、横へ寄ってくる動きも拾います。自分と同じ速さで後ろを走り続ける車を追う「速度追従トラッキング」も加わりました。
ブレーキライト:加速度とジャイロのセンサーで、減速や停止を見つけるとライトで後ろへ知らせます。RTL515 にはなかった役目です。
重さと充電:19g重くなったかわりに、デイの電池は1.5倍になりました(24 ÷ 16)。充電は microUSB から USB Type-C に替わり、ケーブルを1本にまとめやすくなっています。
ほめる所
電池が1日の練習に足りる。デイフラッシュで約24時間、レーダーだけなら約30時間。週末の長いバイク練習を何回か続けても、毎回の充電に追われません。
「どんな車か」まで分かる。大きさの3つの区分と横の動きを、速さと合わせて危なさの段階に分けて出します。トライアスロンのレースにも出る私には、トラックが寄ってくるのか、乗用車が離れて抜くのかの違いこそ知りたい中身です。
昼の明るさが上がった。デイフラッシュは100ルーメンで、RTL515 のデイモードの65ルーメンより明るい。見える距離も2kmへ伸びました。
気をつける所
- 知らせない場面がある。同じ速さの車の検知は、雪・氷・大雨や、取り付けが正しくないときに働きが限られるとされています。レーダーがあっても、目で確かめる習慣は手放せません。
- RTL515 より重い。約90gで、19g増えました。シートポストに付けるので、1gを削るレース用のバイクでは気になる人もいます。
- 知らせる側の機器が要る。車の大きさの表示は、対応する Edge か Varia アプリで見ます。古い Edge だけの人は、表示できる中身が限られます。
Varia RearVue 820 はどんな人に向く?
- 合う人:道路でバイク練習をする時間が長い人。Edge X40・X50 か、対応するガーミンの時計を持っていて、画面か振動で後ろを知りたい人。RTL515 から、175mの検知と24時間の電池へ乗り換えたい人。
ローラー台や閉じたコースで乗る日が中心なら、レーダーの出番は少なめです。
値段と買い方
| モデル | 公式の値段 | 楽天の値段の幅 |
|---|---|---|
| Varia RearVue 820 | 46,800円 | 46,799円 |
同じ箱に、本体・取り付けの部品・充電ケーブルが入っています。新しいシートポスト用の取り付け部品は、ロードとグラベルの多くのバイクに合う形です。
手もとの Edge が対応の X40・X50 シリーズかどうかを、買う前に確かめます。時計で受けるなら、手もとの機種が対応の一覧にあるかも見ます。長いバイクに向く時計は Enduro 4 の記事で読みました。
よくある質問
Varia RearVue 820 はいつ発売?
2026年10月16日に発売しました。予約は10月9日から受け付けていました。値段は46,800円(税込)です。
Varia RearVue 820 と RTL515 の違いは?
検知が140mから175mへ、デイの電池が16時間から約24時間へ伸びました。車の大きさの区分、横の動きの検知、ブレーキライトが新しく加わり、重さは71gから約90gに増えています。
Varia RearVue 820 は時計だけで使える?
一部のガーミンの時計は、車の接近を振動で知らせます。音声で知らせる機種もあります。ただし車の大きさの表示は、対応する Edge か Varia アプリで見る中身です。
時計どうしの電池の比べ方は fēnix 9 の記事に書きました。