月間500km走り、フルマラソンはサブ2.5(2時間30分切り)の私が、本気で選びました。2026年10月21日時点の結論です。板(足の反発を前へ伝える薄い板)が入った靴は、3万円以下でも選べます。そこで、板入りの7足を、公式の値段の低い順に並べました。1位は19,800円で196gのアシックス マジックスピード 5、2位は22,000円で約200gのミズノ HYPERWARP RACER(12月10日発売)、3位は242gで底が厚いアシックス ソニックブラスト 2 です。
シューズオタクの本命
3万円以下で板入りを1足選ぶなら、マジックスピード 5。理由は、2万円を切る値段で、カーボンの板とレース用の素材 FF LEAP が両方入り、196gだからです。
ナイキ アルファフライ 4(39,600円)の半分の値段で、板入りの感覚を試せます。前のモデルより約50g軽く、足幅はワイドも選べる。ただし、軽さだけなら約170gのディヴィエイト ニトロ エリート 4 が上です。
私は、初めての板入りは値段の低さで選び、2足目から軽さで選びます。
この記事の要点
- 板入りの7足は、すべて公式の値段が3万円以下。いちばん安いのは19,800円のマジックスピード 5(196g)
- 板の素材は靴で違う。カーボンは5足、ナイロンと樹脂が1足ずつ
- PUMA は目安の距離が公式にある。エリート 4 は400kmで1kmあたり約74円、ニトロ 4 は800kmで約27.5円
板入りの靴は、4万円を出さなくても選べる
板入りのレース用というと、ナイキ アルファフライ 4(39,600円)や On Cloudboom Strike 2(35,200円)が思い浮かびます。
ところが2026年は、3万円以下に収まる板入りの靴も選べます。2万円を切る靴もあります。
この記事は、公式の値段が3万円以下の板入り7足を、値段の低い順に並べました。板は、足の反発を前へ伝える薄い板のことです。大会の本番用から、速めの練習用まで混ざっています。
板入りランニングシューズの選び方:選んだ条件
売れている順ではなく、次の3つで並べました。
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| ①板が入っている | カーボン、ナイロン、樹脂のどれでも。板なしの靴は別の記事で比べた |
| ②公式の値段が低い(3万円以下) | 4万円近い本番用より手の届く、板入りだけを集める。値段が同じなら軽いほうを上に |
| ③片足の重さが軽い | 同じ板入りなら、軽いほうが長い距離で脚が楽 |
板入りランニングシューズ7足の比較表
表は横に動かせます →
| 靴 | 板 | 重さ | ドロップ | 公式の値段 |
|---|---|---|---|---|
| アシックス マジックスピード 5 | カーボン | 196g | 7mm | 19,800円 |
| ミズノ HYPERWARP RACER | カーボン | 約200g | 3mm | 22,000円 |
| アシックス ソニックブラスト 2 | 樹脂 | 242g | 8mm | 22,000円 |
| PUMA ディヴィエイト ニトロ 4 | カーボン複合 | 約250g | 8mm | 22,000円 |
| ニューバランス SuperComp Rebel | ナイロン | 222g | — | 23,980円 |
| アシックス ヨギリ スピード | カーボン | 約227g | 5mm | 24,200円 |
| PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4 | カーボン | 約170g | 8mm | 29,700円 |
1位 アシックス マジックスピード 5:2万円を切るカーボン
なぜこの順位か:7足でいちばん安い19,800円で、カーボンの板とレース用の素材 FF LEAP が両方入るからです。重さは196g(27.0cm)。
前のモデルより約50g軽くなり、かかとの厚さは約43.5mmから約37.5mmへ、6mm薄くなりました。ドロップは7mmです。
レース用のメタスピードの値段(29,700円)の3分の2です(19,800 ÷ 29,700 = 0.67)。足幅は、ワイドも選べます。
気をつける所:中敷きは固定式で、取り替えられません。自分の中敷きを使っている人には合いません。
アシックス マジックスピード 5
楽天の最安は 10,500円(10/20 時点)。店によって 19,800円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめ楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るアシックスの靴の使い分けはアシックスのおすすめ11足の記事にまとめました。
2位 ミズノ HYPERWARP RACER:22,000円のカーボン(12月10日発売)
なぜこの順位か:約200gで、全長のカーボンの板が入って22,000円だからです。上位の ELITE 2 より40g重く、7,700円安い。
板は、上位より硬さを抑えた作りです。底は内側に ENERZY XP+、外側に ENERZY NXT+ の2種を使います。
気をつける所:発売は12月10日で、11月の大会には間に合いません。ドロップは3mmと低く、かかとの高い靴に慣れた人は、傾きの差が大きくなります。足幅は2E相当のノーマルだけです。
ミズノ ハイパーワープ レーサー(12月10日発売)
発売前:12月10日から買えますHYPERWARP RACER のレビューで、ELITE 2 との違いを比べています。
3位 アシックス ソニックブラスト 2:樹脂の板で、底が46mm
なぜこの順位か:板入りで、底が厚いからです。かかと46mm、前足部38mmに、樹脂の板 ASTROPLATE が入ります。242gで、前の世代より14g軽くなりました(約14gは英語の発表の数字)。値段は据え置きの22,000円です。
気をつける所:練習で板入りを回すなら、レース用と同じ硬さの板を毎日ふむ必要はありません。板なしで足りるなら、ノヴァブラスト 6 が4,400円下です。
アシックス ソニックブラスト 2
楽天の最安は 12,900円(10/20 時点)。店によって 32,000円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめ楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るソニックブラスト 2 のレビューで、厚さ1mmあたりの重さも出しました。
4位 PUMA ディヴィエイト ニトロ 4:800km持つ、練習の主力
なぜこの順位か:板入りなのに、目安の距離が800kmだからです。1kmあたりは約27.5円(22,000 ÷ 800)。800kmは、フルマラソン約19回ぶんです(800 ÷ 42.195)。
兄のエリート 4 が板を硬くしたのに対し、この靴は板をしなやかに作り直しました。
気をつける所:重さは約250gで、7足でいちばん重い。ドロップは前作の10mmから8mmに下がっています。
PUMA ディヴィエイト ニトロ 4
楽天の最安は 12,991円(10/20 時点)。店によって 22,000円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめスーパースポーツゼビオで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る練習用の軽い靴は軽量ランニングシューズの記事にもまとめました。
5位 ニューバランス SuperComp Rebel:ナイロンの板で222g
なぜこの順位か:板をナイロンにして、222gに収めたからです。2026年8月20日に出た1代目で、Elite v6 の練習版にあたります。FuelCell Rebel v5 との重さの差は4gだけ(226 − 222)。
足されるのはナイロンの板と Infinion で、値段は7,040円上がります(23,980 − 16,940)。
気をつける所:足幅は D の1つだけで、Rebel v5 で 2E を履いていた人は、同じ感覚で選べません。1代目なので、前の世代との比較もありません。
6位 アシックス ヨギリ スピード:かかとで二股に割れるカーボン
なぜこの順位か:板のかかとを二股に割って、硬さを逃がしているからです。底の最大の厚さは約39.5mmで、トップ選手向けのメタスピードと同じ数字。
約227gで、前作 S4+ ヨギリより約13g軽くなりました。9月10日に発売されています。
気をつける所:マジックスピード 5 より31g重く、4,400円高い(227 − 196、24,200 − 19,800)。足幅はスタンダードだけで、サイズは22.5〜29.0cmまでです。
アシックス ヨギリ スピード
楽天の最安は 20,745円(10/20 時点)。店によって 24,200円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。靴は、足がむくむ夕方に、いつもの靴下で試すのが確かです。サイズ感はブランドごとに違うので、返品・交換の条件を店のページで見てから買ってください。
おすすめ楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見る7位 PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4:約170gのカーボン
なぜこの順位か:7足でいちばん軽く、約170g(27cm)だからです。前作のエリート 3(約194g)より24g軽い計算で、値段は据え置き。
底はかかと40mm、前足部32mm。リブを付けた板で、力を前へ伝える効率を上げた、とうたっています。
ナイキ アルファフライ 4(39,600円)との差は9,900円です。板入りのレース用を、3万円以下で買えます。
気をつける所:目安の距離は400kmと短く、1kmあたりは約74円です(29,700 ÷ 400)。毎日の練習で履き続ける靴ではありません。HYROX 版と名前が同じなので、商品名を見てから買います。
PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4
楽天の最安は 24,000円(10/20 時点)。店によって 30,800円まで開きがあります。価格は日ごとに動きます。
おすすめスーパースポーツゼビオで見る楽天市場で見るYahoo!ショッピングで見るエリート 4 のレビューに、HYROX 版との違いも書きました。
7足を選び分ける早見表
| こんな人は | この靴 |
|---|---|
| いちばん安く、カーボンを試したい | アシックス マジックスピード 5 |
| 22,000円で、軽いカーボンがほしい(12月以降) | ミズノ HYPERWARP RACER |
| 厚い底で、板入りを練習に使いたい | アシックス ソニックブラスト 2 |
| 板入りを、毎日の練習で履きつぶしたい | PUMA ディヴィエイト ニトロ 4 |
| ナイロンの板で、軽く走りたい | ニューバランス SuperComp Rebel |
| 4時間前後で走る人の勝負靴がほしい | アシックス ヨギリ スピード |
| 3万円以下で、いちばん軽い板入りがほしい | PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4 |
どんな人に合う?
- 合う人:速めのペースで走る日が週に何度かあり、板入りの靴を試したい人。
板なしの軽い練習靴で足りる人は、板を足さない選び方もあります。レース用の4万円台を含めた比べ方は厚底カーボン10足の記事にあります。
よくある質問
板入りランニングシューズは、いくらから買える?
この記事の7足は、19,800円から29,700円です。いちばん安いのは、アシックス マジックスピード 5 の19,800円です。
カーボンシューズは、初心者が買ってもいい?
練習に使うなら、板をしなやかに作り直したディヴィエイト ニトロ 4 が、この記事では練習向けの位置づけです。初めての1足は、初心者向けランニングシューズの記事の板なしの靴が先です。
板入りの靴の寿命は?
靴で違います。PUMA は目安の距離が公式にあり、エリート 4 は400km、ニトロ 4 は800kmです。1kmあたりの値段にすると、約74円と約27.5円の差になります。
3万円以下でいちばん軽い板入りは?
この記事の7足では、PUMA ディヴィエイト ニトロ エリート 4 の約170gです。次がマジックスピード 5 の196g、ミズノ HYPERWARP RACER の約200gです。